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腰原 偉旦 院長

HIDEAKI KOSHIHARA

入れ歯と噛み合わせのスペシャリストとして。患者さんが満足出来る歯科医療を

東京医科歯科大学卒業。1985年に『腰原歯科クリニック』を開設(JR総武線「浅草橋駅」東口から徒歩30秒、都営浅草線「浅草橋駅」A2出口を出てすぐ)。現在に至る。

腰原 偉旦 院長

腰原 偉旦 院長

腰原歯科クリニック

台東区/浅草橋/浅草橋駅

  • ●歯科

天職であるこの仕事にたどり着いた理由

腰原 偉旦 院長

私は何か物を作ったりすることが好きでした。自分で言うのも恐縮ですが、それなりに手先は器用だと思っていますし、その特性を生かしつつ、なおかつ人に感謝される仕事ということで歯科医師を目指すようになったのです。
大学では補綴科の中で部分床義歯学(部分入れ歯)を専門としてきました。1度崩壊した噛み合わせを人工物によって再び構築するこの分野では、繊細な作業が求められます。その意味では、私にぴったり合っていたと言えるでしょうね。
1985年に『腰原歯科クリニック』を当地に開設いたしました。大学がお茶の水でしたから、何かあればすぐに連携がとれますし、患者さんを紹介するにしても、近いに越したことはないという思いでこの場所を選んだということになりますね。

機能性と審美性を併せ持つ入れ歯を提供

腰原 偉旦 院長

入れ歯は機能性が求められるのはもちろんですが、審美的な良さというものも非常に大事です。人は、社会性を維持してこそ健康でいられる。そう考えた場合、見た目の良さというものが重要な要素になってきます。審美性については保険診療で出来る範囲に制約が生じますが、そこは患者さんとよく相談した上で、ご満足出来る仕上がりに持っていきたいものです。
入れ歯というものは、すでに“歯がない”という病態が起きているからおこなう処置です。私は、入れ歯にはリハビリテーションが必要と思っています。足を骨折すればギブスを巻きますよね。では、ギブスを外した途端に走れるかといったらそうではありません。入れ歯も同様です。歯を入れたことで噛む面は出来た。しかし、それにともなう筋肉や関節等をその入れ歯に合った機能を果たせるような状態に持っていく必要があるのです。入れ歯は、作れば終わりではありません。入れ歯が人工臓器として充分に機能が果たされ、それを維持していくには、医療従事者と患者さん、双方が努力し管理する必要があるのです。

細心の注意を払い、確信を持って治療を進めていくことが大切

腰原 偉旦 院長

私の大学時代の研究は、噛み合わせでした。顎関節症は、さまざまな要素が絡み合って起こるものですが、1つ言えることは、そこに力が加わらない限り、症状は出ないということです。ですから、力が加わるにしても、特定の部分だけに集中するのではなく、力を分散させることが顎関節症の治療において大切と考えています。
治療では咬合調整が必要となる場合がありますが、調整には細心の注意を払わなくてはなりません。1度に出来るものではありませんので、様子を見ながら、少しずつ少しずつ調整をおこなう必要があるのです。噛み合わせは変化していくものなので、顎関節症に限らず、噛み合わせを調整する際、患者さんの今までの噛み方を優先する向きがありますが、それは賢明なことではありません。患者さんはその時点で噛みやすい方に流れていってしまうものですから、患者さんの噛み方を優先すると、のちのち大きな問題になりうるのです。咬合調整は歯科医師がイニシアチブをとって誘導するべきで、逆に言えば、それがおこなえないのならば咬合調整はすべきではないと思っています。
顎関節症等によるあごの痛みや肩こり、あるいは頭痛の何%かは、治療によって軽減出来ます。患者さんは、「歯医者さんで治せるなんてビックリ」と喜んでくださいますが、私にとって最高の褒め言葉ですね。

患者さんが訴えることには、必ず理由がある

患者さんが訴えることには、必ず理由があります。一見してわからないようなものでも、どこかに必ず原因があるはずで、それを突き止めるのが歯科医師の役割だと思っています。
患者さんの訴えに耳を傾けるということは、その人の望む通りにするということではありません。まれに、「痛くて仕方がないから神経を抜いてほしい」といって来院される方がいます。その訴えは受け取りますけども、診査をして原因が違うところにあると思えば、神経を抜くような真似は決していたしません。患者さんの訴えに忠実なあまり、本質を見誤っては、結果として患者さんに不利益を生じさせることになるのです。
患者さんのお話をしっかりうかがい、その上で、原因がどこにあるかを見きわめる目が私たちには求められると思っています。

これから受診される患者さんへ

お口の機能を維持する上で、最も大事なのは唾液です。唾液は、薬の副作用で分泌が減ることもありますし、高齢になってくると徐々に分泌量が減ってきます。後者の一因には、あまり噛まなくなったり、人と話す機会が減るということも関係しているでしょう。先にも申しましたが、人が社会性を維持することの重要性がそこにあります。お口は食べ物の入り口であり、コミュニケーションの重要なツールですから、その健康を維持することは、命を維持することに直結するのです。
どうぞ、ご自分のお口に関心を持ってください。週に何度か鏡でお口を見ることが習慣になっていれば、歯茎の出血等、少しの変化に敏感に気づくことが出来ます。お口への興味が、お口の健康に直結する。その考えを持って、普段から関心を持っていただきたいですね。

※上記記事は2018年6月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。

腰原 偉旦 院長 MEMO

  • 出身地:長野県
  • 趣味・特技:軟式テニス、骨董屋めぐり
  • 座右の銘・好きな言葉:気力
  • 好きな音楽:「SPレコードの音色」
  • 好きな場所:自然の感じられる場所、神社・仏閣

グラフで見る『腰原 偉旦 院長』のタイプ

穏やかで明るく話しやすい先生

穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

穏やかで明るく話しやすい先生
穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

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