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中冨 寛 院長

HIROSHI NAKATOMI

「MTM」をベースにした診療をおこなうことで
患者さんに1本の虫歯も作らず、歯周病にもさせない

東京医科歯科大学歯学部を卒業後、補綴(ほてつ)歯科を専門に研鑽を積む。1993年に「御徒町駅」そばに開業し、現在はMTM(メディカルトリートメントモデル)に沿った診療を実践している。

中冨 寛 院長

中冨 寛 院長

中冨歯科

台東区/上野/御徒町駅

  • ●歯科
  • ●小児歯科
  • ●矯正歯科
  • ●歯科口腔外科
  • ●訪問歯科診療

常に進化を続けながら、患者さんのお口の健康を見守る

中冨 寛 院長

正直なところ、歯学部に入学した当初は迷いがあって、勉強にもあまり身が入らない感じがありました。それでも、ある先輩から「歯医者にしかできない事がある」と励ましの言葉をかけていただいたりして、何とか頑張っていたような気がします。いま振り返ってみると、両親に授業料を負担してもらっている環境に、甘えていたのかもしれません(笑)。研修医として大学の医局で診療をはじめたものの、後から入局してきた後輩が、自分よりもスキルが高いことに驚きまして(笑)。「これはいけない」と必死に勉強をして、知識と技術を身につけていきました。
考えてみると、学生時代よりも、歯科医師免許を取得してからの方が、本腰を入れて勉強をしていた気がします。やはり、「自腹を切って勉強しないと身にならない」と(笑)、そんなことを思い知らされた感じですね。1993年に『中冨歯科』を開設した後も、試行錯誤を繰り返しながら、本当に価値ある歯科医療をご提供するべく前進してきました。現在は、私を含めて複数名の歯科医師と歯科衛生士が、MTM(メディカルトリートメントモデル)をベースにした歯科医療を実践し、患者さんのお口の健康をしっかりサポートしています。

患者さんのお口の健康を守るため、新たに「MTM」を導入

中冨 寛 院長

私は大学で補綴(ほてつ)治療を専門に学び、当院でもかつては歯周病の専門医、口腔外科の専門医という感じに、各分野のスペシャリストをお招きして診療していました。とは言え、どれだけクオリティの高い治療をしたとしても、詰め物や被せ物などの寿命は、おおむね5年から10年。その寿命をすこしでも長くできるように、そして今残っている歯をすこしでも長持ちさせられるように。そのためにはやはり、「予防」こそが大切だと思い至ったんです。
私に気づきを与えてくださったのは、予防歯科の第一人者である熊谷先生でした。私は、先生が実践されている診療スタイルを学ぶため、2度にわたって山形県に足を運んだのですが、自分1人が理解できていても、スタッフと情報を共有し、運用していくことが難しいことが分かったんですね。そこで、3年ほど前、思い切ってスタッフを連れて熊谷先生のセミナーに参加し、何度も何度も通ううちにようやく患者さんお1人お1人に最適な予防プログラムを実践する「MTM」を本格的にスタートすることができました。

1本の虫歯も作らない、そんな覚悟と責任をもって診療にあたる

中冨 寛 院長

MTM(メディカルトリートメントモデル)は、患者さんのお口の中の状態を詳しく診査することから始まります。レントゲンや口腔内カメラを使ってお口の中を撮影したり、必要な場合には唾液検査(サリバテスト)をおこなって、虫歯や歯周病のリスクを把握します。もちろん、緊急性がある場合には応急処置をおこないますけれど、基本的には患者さんお1人お1人にカスタマイズした予防プログラムを立案し、それに基づいて口腔環境を整えていくのです。歯科衛生士によるブラッシング指導や、食事指導、歯石の除去など、ひと通りのプロセスが終了した時点で、お口の中の状態をもう一度チェックして、これならば治療をしても良いでしょうという状態になったら、ようやく本格的に治療をスタートして、治療が終わった後も定期的なメインテナンスを続けて、お口の中の良い状態をキープして行くのです。
こうして1つ1つのプロセスを丁寧におこなうことで、治療後の歯を長くお使いいただくことができますし、虫歯や歯周病にならない良好な口腔環境を維持できるわけですが、これを患者さんにご理解いただくのは本当に難しいんですよね(笑)。とは言え、私は「MTM」を実践すること決め、たくさんの自腹を切っておりますので(笑)、決して譲るわけにはいきません。本当に患者さんのためになると考えているからこそ、ご理解をいただけるように言葉を尽くしたいと思いますし、私たちの考えにご賛同いただいたからには、「1本の虫歯も作らない」「歯周病にさせない」と、そんな覚悟と責任をもって診療にあたりたいと考えています。

患者さんにも正しい知識をもって、大切な歯を守ってほしい

私はぜひ、たくさんの方に虫歯や歯周病が「予防可能な病気」であると知っていただきたいと思います。そして、私たちと一緒に頑張ってくださる方を、1人でも多く増やしていきたいです。健康な体で、元気に一生を過ごすために、私たちの「歯」はとても重要なものです。いつまでも美味しく食事を食べて、「ピンピンコロリ」と(笑)。それが一番の理想ではないでしょうか。そのためにも、子供の頃からの教育であったり、お腹に赤ちゃんがいるママたちへの教育も大事だと思いますし、もしも重症の患者さんがいらっしゃるなら、少しでも症状を軽くして、良い状態をキープしていくことが、私たちの役割なのだと思います。
一方で、患者さんにぜひ実践していただきたいのが、食事と食事の間を2時間以上あけるということ。食事と言いましたけれど、これにはお菓子やお砂糖が入った甘い飲み物、のど飴なども含みます。みなさん、「私は大丈夫」と思われるかも知れませんが、何かお仕事をしながら、飴やジュースを欠かさない、という方も多いのではないでしょうか。私たちの歯は、食事のたびにエナメル質が溶け出し(脱灰)、その後だ液の働きによって2時間ほどで再石灰化されます。ですから、理論的には食事は朝晩2回、飲み物は水かお茶という方は、歯磨きをしなくても虫歯にならないかもしれません。でも、私たち現代人は、お砂糖の甘さを知り、美味しい食べ物をたくさん知ってしまいましたからね(笑)。やはり、正しいブラッシング法を身につけたり、歯科医院での定期的なメインテナンスを心がける必要があるわけで、そのために私たちがお手伝いをさせていただくのです。

これから受診される患者さんへ

『中冨歯科』は、JR「御徒町駅」から徒歩3分の場所にあります。当院は、MTMをベースにした診療をおこなう一方、常に基本に忠実に、当たり前のことを当たり前におこなうことを徹底しています。正直な話、患者さんには分からない部分もあるわけですけれど(笑)、治療で歯を削るときも、使用した器具類を滅菌するときも、いつでも基本に忠実に。私たちが、どこかで手を抜くというようなことは一切ありません。
たくさんの方の健康に貢献できていると実感することができていますし、これからも「みなさまの大切な歯は私たちが守っていく」と、そんな気持ちで診療していきたいと考えています。

※上記記事は2017年12月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。

中冨 寛 院長 MEMO

  • 出身地:長崎県
  • 趣味:トレッキング、旅行
  • 好きな本:好きな本のジャンルは決まってないですが、その時に気になる話題の本を読みます。
  • 好きな映画:SF、インターステラーやプラダを着た悪魔、アン・ハサウェイの作品など
  • 好きな言葉:人生思い通りにはならないが、やったとおりにはなる
  • 好きなアーティスト:サラ・ブライトマン
  • 好きな場所:自宅

グラフで見る『中冨 寛 院長』のタイプ

どちらかというと
エネルギッシュで明るく話しやすい先生

穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

どちらかというと
エネルギッシュで明るく話しやすい先生
穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

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